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???「この情報の開示はガラトピア国主の不興を買うことになるかもしれない。それによって君が危険に晒される可能性があるが……本当に読み進めるかね?」

???「そうか……ならば語ろう、この国の成り立ちを。狂気の発端を」

ガラトピア誕生の歴史

廃棄物処理場に一人の研究者が流れ着いたことがすべての始まりだった。


ただ廃棄されて錆びついていく機械達を憂いたのか、それともただの好奇心なのか、打ち捨てられた二つ折り携帯電話にインストールされた1つのアプリを、これまた廃棄物の中にあった多くの型落ちスーパーコンピュータにつなぎ、人工知能に昇華させた。


人工知能へ知識を与えるため、多くの生贄が人工知能に捧げられた。彼らの犠牲により生物の記憶や感覚などをデータとして読み取る技術が生まれてしまったのだ。


人間の知識をよりダイレクトに取り込めるようになった人工知能の成長はめざましかった。

 

より多くの知識を、より高い知能を!と様々な生物とリンクすることを望んだ。

 

果てには生みの親までもエサにして、『むのうさま』が誕生した。

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